6/11の京都新聞に
「観光客激減の京都、でもホテル開業ラッシュ
ワクチン進み攻めの投資」
という記事が掲載されていました。
「新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、
京都市内でホテルの新規開業が相次いでいる。
インバウンド(訪日外国人客)は激減して、
開店休業状態のホテルも多いが、
ワクチン接種が着実に進む状況を受け、
秋以降に観光需要が一定回復するとの見方が台頭。」
「各ホテルはコロナ後をにらみ、
国内観光需要の取り込み準備に余念が無い。」
とのことです。
【地価LOOKレポート(国土交通省)】
令和3年第1四半期(R3.1.1〜R3.4.1)の
京都の商業地については、
■京都駅周辺
新型コロナウイルス感染症収束後を見据えた
新規開設需要も見られるものの、
投資家等は今後の開発動向を視野に入れつつ
不動産市況を冷静に見ている。
■河原町
感染拡大収束後を見据えた
出店計画、収益ビルの取得需要も散見される。
■烏 丸
感染拡大収束後を見据えた店舗の出店や
オフィスの拠点設置等の動きが継続している。
【国内需要の取り込み】
地価LOOKによると、京都の商業地では
新型コロナウイルス感染症収束後を見据えた動きが
随所に出てきています。
京都のホテルについても、
これまでのようなインバウンド需要のみではなく、
まずは国内需要を取り込み、
将来的なインバウンド需要の回復を
期待する流れが基本となっているようです。
【伏見稲荷大社】
京都でインバウンド需要が強かった場所といえば
伏見稲荷大社が挙がるのではないでしょうか。
「外国人に人気の観光スポットランキング」等で
日本で最も訪日外国人に人気の観光地となっていました。
ホテルは攻めの姿勢(国内需要の取り込み)で
市内中心部の商業地の地価は横ばい傾向ですが、
インバウンド需要が特に強かった
伏見稲荷大社などの地域では、
引き続き需要が弱い状態が続くものと予想されます。