士業専用ダイヤル
昭和40年代や昭和50年代に取得した
昔の山林の価格がわからなくて困っている。
このようなご質問も頂きます。
宅地であれば、(一社)日本不動産研究所の
「市街地価格指数」を活用されることも
多いのではないでしょうか。
ここでは2つの指標をご紹介したいと思います。
【山林素地及び山元立木価格調】
市街地価格指数と同じ
(一社)日本不動産研究所が出している
「山林素地及び山元立木価格調」です。
「全国の市町村約1,000を選定し、
山林素地価格は当該市町村の山林を立地条件等によって
「上の中・普通・下の中」の品等に区分した
用材林地(針葉樹林地)・薪炭林地(広葉樹林地)別、
山元立木価格は杉・桧・松・薪炭材別の
各3月末現在の価格について、
市町村役場又は森林組合等に調査票を送付し
回答を得る方法をとっています。」
全国官報販売協同組合のホームページで
注文することができます。
また、Web会員になれば、
調査結果概要を見ることもできます。
市街地価格指数を使い慣れている方にとっては、
なじみやすい指標かもしれません。
【基準地価(林地価格)】
<土地総合情報システム>
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
こちらのサイトから、
「地価公示・都道府県地価調査」→
検索地域指定で「都道府県単位で検索」にチェック→
調査年で希望の年を指定、
用途区分で「林地(都道府県地価調査のみ)」をクリック。
基準地が設定された時期により、
ご希望される年の価格が無いこともありますが、
個別具体的な価格が出てきますので、
より地域を絞った価格を求めることができます。
【山林の価格動向】
「山林素地及び山元立木価格調」によると、
林地価格は、用材林・薪炭林ともに、
1992年(平成4年)から一貫して下落傾向です。
・木材価格が下落した
・買い手が無い
・林業経営の先行き不安
・林業後継者の減少
・高齢化
などが、主な下落要因とのことです。
【山林の種類に注意】
不動産鑑定評価では、
都市近郊林地、農村林地、林業本場林地、山村奥地林地等に
細分化されて認識されます。
また、市街地介在山林など、
宅地地域の中に位置する山林もありますし、
公簿地目だけ「山林」となっていて、
現況は宅地となっている土地もあったりします。
価格が知りたい山林がどのような山林か。
しっかり見極めた上で価格動向を調べてください。
わかりにくい場合は、もちろん“ちょい聞き”で!
士業の先生の不動産評価に関するご相談、お待ちしています
などなどお気軽に「ちょい聞き」してください!
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