士業専用ダイヤル
大阪府から11/18に
「府内市町村の基準宅地に係る路線価等(令和3年度)」
が発表されました。
http://www.pref.osaka.lg.jp/shichoson/zei/rosen02.html
路線価と言えば、国税庁の相続税路線価ですが、
固定資産税にも、独自の路線価があります。
税務署に特定路線価の設定を申請した場合、
市の税務課さんに問い合わせがあったり、
市の路線価を参考にされたり、
相続税路線価と固定資産路線価は密接な関係があります。
【基準宅地とは】
その市町村における最も価格が高い宅地のことです。
一般的には、駅前一等地が該当することが多く、
この基準宅地を価格の頂点として、
市町村内の価格バランスを図っていくことになります。
【大阪府の動向】
「令和3年度の府内市町村(大阪市を含む43市町村)
における基準宅地の路線価等の評価額は、
令和2年度からの変動割合は、単純平均でプラス11.9%
平成30年度(前回評価替え)からの3年間の変動割合は、
単純平均でプラス11.4%」
とのことです。
前回評価替え(R29.7.1価格)とR2.7.1価格との比較では、
■上昇 28市町
1位 豊中市 新千里東町一丁目(駅前通り)
2位 吹田市 豊津町(国道479号線)
3位 大阪市 北区角田町(御堂筋)
■下落 13市町村
1位 千早赤坂村 小吹台(バス停前通り)
2位 岬 町 淡輪(府道淡輪停車場線)
3位 豊能町 東ときわ台三丁目(町道吉川中央線)
なお、これまでも負担調整措置があるほか、
この上昇率が来年度そのまま税額アップに
直結するということにはなりません。
【固定資産評価額と地価動向】
固定資産評価額は、
地価上昇補正は3年に一度の評価替えのみ。
地価下落補正は毎年反映されることになっています。
地価上昇の場合の例を挙げると、
実際の地価動向 固定資産評価額
初年度 100 100
1年目 110 100
2年目 120 100
評価替 130 130
また、地価下落の場合は、以下のとおりです。
実際の地価動向 固定資産評価額
初年度 100 100
1年目 90 90
2年目 80 80
評価替 70 70
実務でもよく見かける固定資産評価額、
どのように算定されているのか、
どこまでの地価動向が反映されているのか、
しっかり把握しておくことをご提案いたします。
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