士業専用ダイヤル
相手からこんなに高い(安い)価格が出てきた。
どうしてこんな価格なのか。おかしい!
このようなご質問も良く頂きます。
評価の考え方や数値が違うために
大きな差が出ている場合も多いのですが、
実はもっと単純なところで違っていたりします。
一見すればわかる
評価の対象となる不動産は同じ。
地番も地目も面積も同じ。
それなのにどうして?
いえいえ、もっと簡単に
違いがわかるところがあります。
それは「鑑定評価の条件」欄です。
それ、いつの値段?
不動産の価格は、時の流れとともに変わります。
昭和のはじめはとても安かったですが、
バブルの頃は非常に高く、
同じ物件でも大きく価格が異なります。
鑑定評価書にも、評価の前提条件として
“いつ時点の価格なのか”という
「価格時点」が必ず記載されています。
昭和と平成で価格が違うのは極端としても、
平成20年では@200万円だったものが、
平成30年には@350万円というように、
5〜10年の差でも大きく変わってくることがあります。
評価額だけを見て、いつ時点の価格か見ていないと、
ついつい「今(現在時点)の価格」だと思い込み、
今はもっと高い(安い)のに!と思ってしまいます。
ご相談を頂いた場合も、けっこうな割合で
評価の前提となる「価格時点」が異なっていたりします。
同じ土俵(同じ評価条件)にあったとしても、
不動産の価格には適正な“幅”があるのに、
価格時点まで異なってしまっては、
その開差はさらに広がるばかりです。
相手の価格時点は間違っていないか。
現在時点の価格とはどれくらい違うのか。
このあたりもしっかりチェックする必要があります。
過去、現在、将来の価格
不動産鑑定士は、過去時点、現在時点、将来時点
それぞれの価格を評価することができます。
(将来時点の評価は限定された場合のみ)
価格が一番の関心事なのはもちろんですが、
少し落ち着いてすぐ近くを見てみると、
相手の価格との違いは
思いのほかこんな簡単な理由だったりします。
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