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  3. こんな時はどうしたら? 〜評価条件・価格時点〜
 

こんな時はどうしたら? 〜評価条件・価格時点〜

相手からこんなに高い(安い)価格が出てきた。

どうしてこんな価格なのか。おかしい!

このようなご質問も良く頂きます。

 

評価の考え方や数値が違うために

大きな差が出ている場合も多いのですが、

実はもっと単純なところで違っていたりします。

 

一見すればわかる

 

評価の対象となる不動産は同じ。

地番も地目も面積も同じ。

それなのにどうして?

 

いえいえ、もっと簡単に

違いがわかるところがあります。

それは「鑑定評価の条件」欄です。

 

それ、いつの値段?

 

不動産の価格は、時の流れとともに変わります。


昭和のはじめはとても安かったですが、

バブルの頃は非常に高く、

同じ物件でも大きく価格が異なります。

 

鑑定評価書にも、評価の前提条件として

“いつ時点の価格なのか”という

「価格時点」が必ず記載されています。

 

昭和と平成で価格が違うのは極端としても、

平成20年では@200万円だったものが、

平成30年には@350万円というように、

510年の差でも大きく変わってくることがあります。

 

評価額だけを見て、いつ時点の価格か見ていないと、

ついつい「今(現在時点)の価格」だと思い込み

今はもっと高い(安い)のに!と思ってしまいます。

 

ご相談を頂いた場合も、けっこうな割合で

評価の前提となる「価格時点」が異なっていたりします。

 

同じ土俵(同じ評価条件)にあったとしても、

不動産の価格には適正な“幅”があるのに、

価格時点まで異なってしまっては、

その開差はさらに広がるばかりです。

 

相手の価格時点は間違っていないか。

現在時点の価格とはどれくらい違うのか。

このあたりもしっかりチェックする必要があります。


過去、現在、将来の価格

 

不動産鑑定士は、過去時点現在時点将来時点

それぞれの価格を評価することができます。

(将来時点の評価は限定された場合のみ)

 

価格が一番の関心事なのはもちろんですが、

少し落ち着いてすぐ近くを見てみると、

相手の価格との違いは

思いのほかこんな簡単な理由だったりします。

士業の先生の不動産評価に関するご相談、お待ちしています

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